どうもエニグマです。
今ブログは一昨日投稿した
の後編となります。前回は主に地区優勝争いと可能性について述べていましたが今回はワイルドカードによるプレーオフ進出について考えていこうと思います。
ここ最近のテキサスの試合状況を見ると地区優勝よりこちらの方が遥かに現実的な話になりそうですが・・・
まず現状のワイルドカード争いについて見ていきましょう。本日9/3の全試合終了時点での順位表は以下となっています(mlb.comより引用)
一言でワイルドカード争いの所感を言うなれば非常に危ないです。先月の8連敗を含めてここ10試合では3勝7敗の大ブレーキ。ワイルドカードの3枠目を狙うブルージェイズとは1.5ゲーム差、レッドソックスとは5.5ゲーム差とかなり肉薄されています。9月に入り心機一転チームの立て直しを図りたいのですがホームでのツインズ戦に2連敗。先発が好投した試合は打線が沈黙、打線が機能した試合は先発&ブルペンが粘れず僅差の試合を落とすなど投打の歯車が全くというほど噛み合っていません。また、TDLで加入以降1ヶ月半もの間無敵かと思うような剛球を披露していたブルペンエースのチャップマンもここ4試合連続で失点を喫する厳しいピッチングが続いていて大きな不安材料が発生しています。
それではレンジャーズが今季ワイルドカードを獲得しプレーオフ出場を果たすためには何が必要なのでしょうか?PO進出の鍵を握る5つのファクターを紹介していきます。
これは至ってシンプルな考えですが9月に実施される2チームとの対戦で勝ち越しを決めることがPO進出に大きく近づくと考えられます。負けてしまうと100%ゲーム差を縮められるor離されるというリスクはありますが勝利すれば無条件でゲーム差を付けることが可能なのが直接対決の醍醐味となります。ブルージェイズは9/12から敵地で4連戦、レッドソックスは19日からホームで3連戦が予定されていてここまでには何とかチームの復調を果たし勝ち越しを決めて欲しい所です。
②残り日程が比較的楽なブルージェイズ
これはレンジャーズには直接関係ないことなのですが実はブルージェイズはMLB全体でも残り日程が比較的イージーとなっています。レイズとのゲームが残り6つ残っていますがその内1カードは今季最終戦のものでその時期のレイズはおそらくプレーオフ進出を決めていて主力休養&調整モードに入っているであろうと予想されるため脅威度は大きくダウンしているでしょう。貯金5以上を持つチームとの対戦はレイズを除くと前述のレンジャーズだけとなっており美味しいスケジュールになっていると思います。プレーオフ進出ラインと一般的に呼ばれる90勝到達には残り26試合で16勝10敗ペースで勝たなくてはいけませんが十分狙えるラインでしょう。
因みにレンジャーズが今季90勝到達まで残り27試合で15勝12敗が必要となります。8月上旬のチームならともかく今のチーム状況だとちょっと厳しい数字ですね・・・
③イオバルディ、ヤンの復帰時期は?
今年6月に2度目のTJ手術によりシーズンをシャットアウトしたデグロムの不在が非常に大きいのは間違いないですがそのデグロムの穴を埋めるかの如く馬車馬のように働いていたイオバルディ、そして今季AL新人王最有力候補のヤンの負傷離脱は最近の低迷の一端となっています。イオバルディがいればヒーニーをブルペンに回しより堅実な先発ローテを形成することが出来ますしヤンがスタメンで名前を連ねていれば現在主にサードを務めているデュランをレフトに回しオフェンス力アップが見込めるでしょう。
そんな2人ですが現時点で明るいニュース、具体的な復帰時期というのが入ってきていません。ヤンは残り3週間程で試合に復帰可能、つまり9月下旬にカムバックするというスケジュールが発表されていますがイオバルディについてはブルペン投球を実施したという報道は出ているものの具体的な復帰のタイムテーブルは未だ謎に包まれています。もし復帰するならマイナー等で実戦のマウンドには向かわず直に公式戦となるのでは?とされていますが過去の故障歴を鑑みるとここで大きな無理をして欲しくないと思います。
④アウェーゲームでの奮起
ホームゲームではMLBでトップクラスの戦績(42勝26敗)を誇るレンジャーズですがアウェーでの試合では33勝34敗と負け越しています。アメリカンリーグで現在5割以上の勝率をマークしているチームでアウェーで勝ち越せていないのはレンジャーズとツインズの2チームだけでありプレーオフ進出を達成するには残り14試合の敵地での試合で最低でも5割(7勝)を目指していかなくてはなりません。
⑤最後はやはり基本的な野球
やはり最後は野球の基本的な勝ち方である「先発が長いイニングを投げ試合を作り打線がしっかり機能する」をもう一度徹底する必要性があります。ここ数週間の低迷の要因も元を正せば先発がしっかりとゲームを作れずリリーフに負荷をかけたり先発の好投に打線が応えられないなど基本が出来ていませんでした。これを再度出来ればワイルドカードはおろか地区優勝、そしてその先のプレーオフでも暴れられる戦力はあると分析しています。
総括
まとめるとー。
最後の1ヶ月、チーム再起の鍵は打線の爆発力を取り戻せるかにあると思います。
以上です。