シーガーない野球ブログ

テキサス・レンジャーズという世界一1回の名門チームを応援しています

悲願の世界一達成から。どうする家康、どうするテキサス・レンジャーズ

どうもエニグマです。

前回の投稿からおよそ3ヶ月程更新が遅れてしまい野球界に申し訳ありません。この間メジャーリーグでは様々な出来事がありましたが当ブログ的に最大のビッグニュース、イベントと言えばやはりテキサス・レンジャーズワールドシリーズ制覇でしょう。シーズン最終戦で地区優勝を逃してしまいPO開始前のチームの下馬評はそこまで高くなかったのですがレイズとのワイルドカード対決を制するとそこからポストシーズン9連勝と驚異的な強さを披露。ALCSではアストロズ相手に2-3と一度は追い込まれましたがガルシアの超人的なモンスターパフォーマンスを中心に打線が機能しアストロズ投手陣を打ち込み2011年以来のワールドシリーズ進出を決めました。WSではGAME1の9回裏のシーガーの起死回生の同点2ラン、ガルシアのサヨナラ本塁打と劇的な形で初戦を制するとその後敵地で3連勝を決め球団創設63年にして初の世界一を達成しました。

優勝のシーンはおよそ12年程度しか応援していない私のような人間にとってもフランチャイズ史上最高の瞬間を目撃しているんだな…と涙こそ流れませんでしたが非常に感慨深いモーメントでした。WBC決勝でグラブを遠くに投げた大谷、地面に叩きつけるようにグラブを投げたスボーツと対比がありしっかり個性?のアピールも出来ていて良かったです。

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と過去の栄光の振り返るのはここまで。

ここからは来季以降のテキサス・レンジャーズ投手陣、とりわけ先発ローテーションについて考えていきます。

数日前までの2024年レンジャーズの先発ローテは以下のような構想でした。

・マックス・シャーザー

・ネイサン・イオバルディ

・ジョン・グレイ

・デーン・ダニング

・アンドリュー・ヒーニー

 

・タイラー・マーリー(2024の6月頃復帰?)

・ジェイコブ・デグロム(2024年の8月頃復帰?)

プレーオフで大車輪の働きを見せたモンゴメリー、シーズン途中にリリーフへと配置転換となったペレスの2名が今季FAとなりましたがヒーニーが来季の契約を行使したことにより先発ローテ5枚はひとまず確保。クリス・ヤングGMは今オフは課題であるリリーフの補強に加え先発のデプス強化にも力を入れていくと発言していました。その公言通りトミー・ジョン手術からシーズン途中復帰可能で2024年のみならず2025年の先発要員となれるマーリーを獲得。さらにシーズン終盤復帰するであろうガラスのスーパーエースデグロムをローテに加え質と量を兼ね備えた先発陣を構築…となるはずでした。

ところがその計画は数日前のあるニュースにて一瞬にして瓦解しました。椎間板ヘルニアによるシャーザーのシーズン序盤の欠場です。これにより来年頭から投げられる先発が4名となってしまい最低1人の先発投手を探さなくてはなりません。幸いなことに今年のFA市場は動きが遅くFAとなったモンゴメリーを始め優秀な投手がまだまだ残っていて補強の選択肢はさほど少なくはありません。

スターター獲得の必要性は述べましたが次からどのような手段(FA、トレード等)、またはどのような先発を獲得し故障者が戻るまでの先発投手陣をマネジメントしていくのかについて考えていきます。以下の4つが考えられるプランではないかと。

①FA市場に残る力がある優秀な先発投手、フロントスターターを獲得

例→スネル、モンゴメリー、ストローマン等

②故障者が復帰するまでの繋ぎと割り切りローコストな先発を獲得

例→グレインキー 、クエト、マーティン・ペレス、オドリッジ等

③プロスペクトを引き換えにトレードで先発を獲得

例→キンタナ等

④マイナーからの自給自足

例→オーウェン・ホワイト、ジャック・ライター等

可能性がある順を並べるとすると私の肌感になりますが②>>>③>④>>>①ではないかと思います。それでは順に自論を述べていきます。

①について。いきなり現実的な視点となってしまい申し訳無いのですが今オフレンジャーズがFA市場にて大物投手を獲得する可能性は低いと予想しています。その理由として最たる根拠は財政的な問題です。レンジャーズの放映権を持っていて収入源ともなっていたバリー・スポーツの破産申請により2024年以降のチームへの支払いがなくなってしまったからです。これを踏まえチームは将来の収入の不透明さから少なくとも今オフに関しては大きな買い物、とりわけ先発枠の1つに大金を投じるというムーブに消極的になるのではと推測されます。モンゴメリー、お前ともう一度共に戦いたかった…

 

②について。これが最も可能性のあるチョイスだと考えています。先発投手は最低10Mからスタート!となっているような現在の市場でも力が落ち始めている高齢のベテランであればチームフレンドリーな金額でも現役生活を続けたいのであれば応じてくれるのではないでしょうか。

私が個人的に気になっているのがジェイク・オドリッジ。昨年ブレーブスからトレードで獲得したものの今年初め静かに全休となってしまいファンですら存在を忘れていた幻の先発投手で黒子テツヤ黒子のバスケ)顔負けのステルス性能を発揮していました。1年間貢献できずチームに迷惑をかけた事、自身の復活をかけ1年5M程度で怪我人が帰ってくるまでの繋ぎ役を担ってくれないかな…と妄想しています。

 

③について。あくまで適正な市場価値であった場合トレードでの先発補強は実施されると思います。最近のヤンキース-パドレスドジャース-レイズとの間で起こったディールほどの規模で動かなくてはならない必要性はなくディラン・シーズ(ホワイトソックス)やシェーン・ビーバー(ガーディアンズ)といった大物獲得に触手を伸ばす可能性は低いというのが私の見解です。

トレードとなるとFA以上に多くの選択肢が生まれるためこれ!といった候補を絞るのが難儀なのですがあえて1名を挙げるとすればメッツのホセ・キンタナです。契約年数は2024年のみで残り1年。昨年は怪我で復帰が7月と出遅れたものの1登板辺り6イニングに迫るイニング消化、三振は少ないものの打球管理が優秀で被本塁打、被ハードヒットパーセントは目を見張る指標を見せてくれました。ただメッツが山本由伸の獲得に成功した場合はシーズン開始から白旗宣言とはいかないでしょうからキンタナ放出の確率はかなり低くなってしまいます。山本争奪戦にメッツが敗れた場合は是非問い合わせて欲しいですね。ついでにシャーザー要る?という言葉を添えて。

 

④について。今季センセーショナルなデビューを果たしたエバン・カーター、今夏ドラフト全体4位で指名されマイナーリーグを絶賛蹂躙中のワイアット・ラングフォードを中心に野手は豊富なタレントを揃えているレンジャーズですがそれとは対称に投手のプロスペクトが物足りないというのが現状です。例として挙げたホワイト、ライターも「先発投手」としてメジャーで独り立ち出来るかどうか自信を持って言えないです。ですが、もし球団が若手の成長を信じ怪我人が戻ってくるまで若手投手にスポットを割くのであればそれを自分への期待と受け取り今自分が出来るギリギリ一杯のパフォーマンスを見せてくれると嬉しいです。ブラッドフォード、先発で平均94マイル投げられないか?

連覇を向けた2024シーズンに早くも暗雲が立ち込めてきましたがまだ開幕までは時間があります。シャーザー以外の先発陣は健康な状態でシーズンイン、ヤングGMプリンストン大学卒の明晰な頭脳を活かしてこの緊急事態を乗り切るムーブを見せてくれることを信じています。

あっ、先発補強だけでなくリリーフとDHの補強も忘れないでくださいね(圧)

 

総括

まとめるとー。

今年の大河ドラマであり今ブログのタイトルにも使った「どうする家康」ですが私は1話足りとも見ていないですし何なら「どう"な"る家康」と誤った記憶してました。

以上です。