シーガーない野球ブログ

テキサス・レンジャーズという世界一1回の名門チームを応援しています

ワイアット・ラングフォードは開幕ロスター入りの夢を見る?

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どうもエニグマです。

早速ですが質問です。2024年スプリングトレーニングで規定打席に到達している選手で現在OPSがトップの選手が誰かご存知でしょうか?このブログを読む前から分かっている方は相当なメジャーウォッチャーかレンジャーズファンかと思います。

正解はテキサス・レンジャーズ所属のワイアット・ラングフォード、まだMLBで一打席も立っていない若干22歳の青年です。

レンジャーズファンであれば紹介不要だと思いますがまだ知らない方に簡単な説明を。2023年夏のMLBドラフトで全体4位で指名された右投右打の外野手でアマチュア時代の圧倒的なパワー、打撃センスから入団当初から将来のチームの中軸、コアプレイヤーになると期待されていました。昨年およそ2ヶ月プレーしたマイナーではルーキーリーグ、A、AA、AAA4つのカテゴリーでプレーしその全てでOPS.1000超えのハイパフォーマンスを見せ入団時の期待に早速応えていました。先月のアメリ番記者のジェフ・パッサン氏の記事によると昨年ワールドシリーズでチームの主力打者であるアドリス・ガルシアが負傷でチームを離脱した後その代替選手としてラングフォードの名前も挙がっていたようでチームフロントの評価の高さが分かると思います。

*パッサン氏の記事は以下のリンクから

www.espn.com

昨年の充実したプロ生活1年目の圧倒的結果とフロントの期待も相まって今年のスプリングトレーニングでは上位打線で積極的に起用されています。ここまで11試合に出場し打率.379 本塁打4本 OPSは冒頭で述べたようにリーグ最高の1.300とセンセーショナルなスタッツを残しています。調整段階のピッチャー相手、まだデータが揃っておらず警戒をされていないという点は差し引いて考えるべきでしょうが初めて対決するMLBレベルの投手からヒットや四球を奪う姿は非常に頼もしく彼のキャリアが輝かしいものになることを予感させてくれます。

今春の爆発的な活躍により日に日に開幕ロスター入りを切望する声が高まっていて今では主要メディアの多くがラングフォードの開幕デビューを予想しています。さてここで問題。ワイアット・ラングフォードは開幕戦のラインナップに名前を連ねるべき選手なのでしょうか?色々な意見があると思いますが私は大賛成です。理由は次の3つです。

①CBA改定によって変わったサービスタイム

MLBのサービスタイム、年俸調停権などについては詳しく説明しようとするとそれだけでブログが書けてしまうほど濃密でボリュームのある内容ですのでここでは割愛します(そもそもあまり理解してないですw)が21〜22年のロックアウトを経た新労使協定ではチームのプロスペクトがサービスタイムを球団により意図的にコントロールされることの予防策として「プロスペクトプロモーションインセンティブ」、通称PPIと呼ばれる制度が誕生しました。

PPIについても当記事では詳細を省きますがこの制度で注目したいのは追加の指名権ゲットとサービスタイム+1年です。チームのプロスペクトがロスター入りし新人王やMVP、サイ・ヤング賞と言ったアワードを獲得した場合チームの1巡目指名の後追加で指名権が貰えるようになり、新人王投票で1位もしくは2位に入った選手は従来の保有年数に加えてプラス1シーズンチームがコントロール可能な選手となります。レンジャーズはラングフォードに加え昨年終盤にデビューし活躍したエバン・カーターも今季新人資格を持っているためもし仮にカーター、ラングフォードの2人で新人王1位2位を独占した場合TEXは追加の指名権と2人のサービスタイムを1年長く持つことが出来るようになり昨年世界一を達成したチームを更にブーストさせることとなるでしょう。

②爆発力を欠く開幕ロスターへの起爆剤

昨年リーグトップとなる881得点、トップタイとなる233本塁打を放った強力打線が持ち味のレンジャーズですが開幕前から主力打者の怪我に悩まされています。WSMVP、チーム最強打者のシーガーはスポーツヘルニアの手術によりスプリングトレーニングはここまで全試合欠場。昨年サードのレギュラーに定着したヤンは左のふくらはぎを痛めシーガー同様STは未出場。昨年GGを獲得したロウはわき腹を負傷しチームを離脱と内野手のレギュラー3人が現在試合に出ることが出来ません。ヤンは開幕戦には間に合う見込みとの報道がありますがロウは開幕ロスター外がほぼ確定、シーガーは未だ実践デビューのタイムテーブルが不透明という状況です。

シーガーにはデュラン、ロウにはマイナー契約ながらここまで打撃好調のウォルシュと幸いにも代役には目処が付いているため大きな戦力ダウンを食い止めることは出来ていますがやはり打線のボリューム感の薄さは否めません。そこでラングフォードが上位打線に入ることでチームの起爆剤となるバッティングを見せて欲しいです。

③やっぱりラングフォード見たいじゃん

戦略もロジックも何もない、ただの願望なのですが大多数のファンは同じような気持ちだと勝手に思っています(笑)昨年世界一に輝いたあの打線にフルタイムでの稼働1年目となるカーター、バッティングの鬼であるラングフォードが加わったチームを見たくないはずがありません。

他の29チームのファン?テキサスファンになればいいじゃない。

 

TEXフロント、球界関係者、ファンから絶大な期待をされているラングフォードですがまだMLB未出場の22歳です。もしMLBデビュー後壁にぶち当たり低迷したとしてもせめてレンジャーズファンだけは容易に期待ハズレ、バストと言った烙印を押すことなく今年1年を見守ってあげて欲しいなと思います。

 

総括

まとめるとー。

どれだけ凄い才能があろうとプロスペクトには成績の期待はしても成績の計算はしてはいけないと思います。

以上です。